基本方針

「できた」の笑顔が、自信と未来をつくる。

私たちは、発達に特性のあるお子さま一人ひとりの歩みに寄り添いながら、“今、困っていること”ではなく、“将来、困らない力”を育てることを目指しています。
一律ではない、「その子にとっての最善」を探します。
発達障害と一口に言っても、特性や得意・不得意はさまざまです。私たちは、ASD・ADHD・SLDなどの特性のあるお子さまに特化した支援を、専門性をもって丁寧に組み立てています。

構造化された環境で、先の見通しを持てる安心感を

感覚統合の視点で、身体の感覚や行動の理由を捉える支援を提供します。
ABA(応用行動分析)やTEACCHの知見も活かし
「できるようになるまでのステップ」を見つけます。

こうしたアプローチは、決してマニュアル的なものではありません。「この子には、どの支援が適しているのか」を考え続ける姿勢こそが、私たちの土台です。

チームには、運動療育・感覚統合・発達支援の専門性を備えたスタッフも在籍しています。
日々の活動は、そうした専門スタッフが「観察」し「評価」し、「組み立て」を行い、
お子さま一人ひとりに合わせたプログラムを実施しています。
動きの違和感や感覚の偏りを見逃さず、将来の強度行動障害などを防ぐための支援も、日常の中に自然に組み込んでいます。

学んだ力は、生きる力へ

「学び」は、机に向かうことだけではありません。
自分の思いを伝える力
社会のルールを守る力
身の回りを整える生活の力
いずれも、お子さまたちが社会で自分らしく生きていくための大切な力です。
私たちは、できることは増やし、
できそうなことへ取り組み
できなかったことにたどり着き。

そして、また挑戦したいと思える力を育てる支援を重ねています。

あたたかく、信頼できる「もうひとつの居場所」へ

療育に専門性は欠かせません。でも、それだけでは足りません。
子どもたちにとって、PEACEは「もうひとつの安心できる居場所」でありたいと願っています。お子さまのちょっとした気持ちの変化、言葉にならない不安、うまく言えない苦しみ。
それらを
“感じ取ってもらえる、聴いてもらえる、共感してもらえる、安心の場所”
となれるよう、私たちはお子さまたちの声なき声をくみ取ることを大切にしています。

私たちも、学び続けます

子どもたちの「今」に寄り添い、「未来」に責任を持つために、
私たちスタッフ自身も日々、研修や学びを積み重ねています。
「正解を押しつける」のではなく、
「よりよい方法を探し続ける」こと。
そのために、私たちは子どもたちのための“引き出し”をたくさん持っていたいのです。

最後に

大切なのは、「この子にとって、どんな支援がいちばん合っているか」。
その答えは、子どもたち一人ひとりの中にあります。
私たちは、その答えを子どもたちと一緒に見つけていく存在でありたいと考えています。